歯周病|北九州市八幡西区の歯医者「ナルトミ歯科医院」
診療時間 9:30~12:30/14:00~17:00
水日祝休診
※土曜午後は13:30~15:00まで
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歯周病は歯を失う原因の第一位の病気です
日本人が歯を失う原因の第1位は、虫歯でなく「歯周病」です。
歯周病は、歯の周りにある歯周組織に起きる炎症性の病気で、進行すると歯を支える骨が溶け、歯が抜けてしまいます。
進行具合により、大きく「歯肉炎」と「歯周炎」に分けられています。
歯肉炎は、歯肉だけに炎症が起きた状態で、丁寧に歯磨きをすることで治ることもあります。一方、歯周炎は、歯周炎歯を支える歯槽骨など歯周組織全体にまで炎症が及んでいる状態で、治すことが難しくなってきます。
歯周病の予備軍である歯肉炎は、日本人の10代~20代前半で60%、50代で約80%が発症しています。放置していると歯周炎に進行し、歯槽骨が溶け出して歯を支えることができなくなり、やがて食べ物を噛むことが難しくなります。
歯周病の原因は、プラーク(歯垢)の中にいる歯周病原菌です。プラーク1㎎中に約1億もいるとされる細菌が、歯周組織に侵入して炎症を起こします。
(参考)厚生労働省e-ヘルスネット.“抜歯の主原因(全体)”.2018年.
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-04-002.html
歯周病菌が臭いガスを作り出します。「腐った玉ねぎのような臭い」と表現されることもあります。
歯周病の初期症状です。歯石や歯垢を住みかにして繁殖した菌が、歯茎に感染している状態です。
歯茎が腫れた後、刺激を与えると出血するようになります。自覚できる症状です。
歯を支えている歯槽骨が減ると歯を支えきれなくなり、強く噛んだり固いものを噛むと痛みを感じます。
歯周病の末期です。歯を支えている歯槽骨や歯の周りの歯茎が溶けていきます。
タバコの煙に含まれる一酸化炭素やニコチンなどの化学物質は歯肉に悪影響を及ぼします。これらの化学物質は歯肉の欠陥を収縮させることで出血などの症状が出るのを遅らせ、治療後の歯肉の回復を妨げる要因にもなります。
歯と歯の間や奥歯など、通常の歯ブラシが届かないところにも歯周病の原因となるプラーク(歯垢)は形成されます。プラークが石灰化し硬くなったものが歯石ですが、これもしっかり除去し、口内を清潔に保つ必要があります。
歯並びが悪く、歯ブラシが届かない箇所にはプラークが溜まりやすく、歯周病の原因となります。また、過度に圧力が高まる部位は歯周病の進むスピードが速く、重症化しやすいです。噛み合わせを適正に調整することが中長期的な口腔内の健康につながります。
歯周病は、生活習慣病の1つとも言われています。過度なストレスは、無意識に歯を食いしばったり歯ぎしりをしたり歯に悪影響を与えます。また、免疫力が衰えることで歯周病菌に感染しやすくなります。
糖尿病により唾液の分泌や細菌に対する抵抗力が低下することで、歯周病が発症しやすく、悪化しやすくなります。
また歯周病が重症化すると、血糖値のコントロールが難しくなり、糖尿病が進行しやすくなります。
歯周病は進行性の病気で、通常、「歯肉炎」という歯茎の炎症から始まり、悪化すると「歯周炎」という状態に移行していきます。
歯周炎になると、歯を支えている骨が溶かされていき、適切に治療を行わなければ、軽度歯周炎→中等度歯周炎→重度歯周炎というように徐々に進行していきます。
「歯肉炎」は、骨の破壊が始まっていない段階なので、この段階で適切に対処すれば完治させることが可能です。通常は、簡単な治療で完治します。
おかしいな?と気が付いた時には既に歯周炎が進行している場合が多いので、定期健診での予防治療が重要になってきます。
歯周病原菌(スピロヘータ)は、蛇のようにウネウネと動き、歯肉の中で毒素を出しながら増殖する毒性の強い菌です。このスピロヘータの数によって治療方針が分かれます。
虫歯菌と同様、歯周病菌も、生後、周囲の人から感染します。歯周病菌が感染する経路は唾液です。他人の唾液が口の中に入り込む経路は、意外とたくさんあります。例えば、お母さんと赤ちゃんが同じスプーンや食器を使って食事をするだけでも、歯周病菌に感染します。鍋料理や大皿に盛った食べ物を各自の箸で取り分ける等、様々なシーンで唾液による感染が起こります。
当医院では、お口の中の歯垢(プラーク)をとり、顕微鏡を使ってお口の中の細菌の状況を確認する検査を行っています。
この検査により、現在のあなたのお口の中が清潔に保たれているかどうか、歯周病の病原菌やカビ菌が存在するかどうか、また歯周病になりやすいかどうかなどが把握できます。
歯周病がひどくなると、歯周ポケット内部の歯周病菌が増殖し、ポケットの奥深くまで炎症が及んでいきます。そのまま歯茎の炎症が進むと歯茎の下にある顎の骨近くまで炎症が及んで、骨髄炎(骨の内部にある骨髄に化膿性の炎症を起こす病気)になるリスクがあります。しかし、私たち人間の体はうまくできており、歯周病菌などの細菌による炎症が迫ってくるとそれを察知して、骨が炎症から逃げるようになくなるのです。
この現象が、歯周病で顎の骨が「溶かされる」と言われるものです。
(転載)株式会社プラネット2009資料
毛先を磨く場所に確実に当てましょう。 | |
コントロールしやすい歯磨きを選んでください。最初は、鏡を見ながら毛先がとどいていることを確認するとよいですね。 | |
ブラシの動かし方 | |
小さく縦に、横に、円を描く様にブラシを動かします。歯と歯肉を傷つけることなくプラーク(歯垢)を落とすことが理想です。 | |
力は入れすぎず、軽く磨く | |
力を入れすぎると、歯ブラシの毛先が開いてしまい汚れがを落とすことができません。歯や歯肉を痛めてしまうこともあります。 毛束がまっすぐなまま歯に当たる程度の力加減で磨きましょう。 |
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細かく動かす | |
歯の表面は凸凹があるためブラシを小刻みに動かさないと、へこんでいる部分に毛先が届きません。特に、歯の裏側や歯と歯の間を磨く時は、ブラシを大きく動かすと毛先が歯の全面に当たらないので注意しましょう。 | |
一箇所につき20回程度磨く | |
プラークは粘着性が高いため、2回~2回歯ブラシを動かした程度では落としきれません。1日に最低1度は、時間(5分以上)をかけてゆっくりと隅々の歯垢を取り除いて下さい。 可能であれば、毎食後磨くことが理想です。 とくに、寝る前に丁寧にゆっくりと磨くことが効果的です。 |
歯周病の初期症状である出血をそのままにしておくと、歯垢は歯周ポケットの中に潜り込み、どんどんと歯周組織を破壊していき炎症を繰り返します。歯周病が起こるということは、口の中で常に炎症が続いているということです。
炎症性物質は、血糖値を下げるインスリンの働きを悪くさせたり(糖尿病)、早産・低体重児出産・肥満・血管の動脈硬化(心筋梗塞・脳梗塞)にも関与しています。
また、歯周病菌のなかには、誤嚥により気管支から肺にたどり着くものもあり、高齢者の死亡原因でもある誤嚥性肺炎の原因となっています。
歯周病の予防・治療を行うことで、全身の様々な病気のリスクを下げることが可能です。日々の歯磨き・口腔ケアを見直し全身の健康につなげましょう。
お口の健康を守っていただくためには、治療終了後も定期検診に通っていただくことがベストです。どんなに丁寧に時間をかけて歯を磨いていても、むし歯や歯周病の原因菌を完全に除去することは不可能です。
歯磨きや、デンタルフロスなどのセルフケアだけでは、歯周病はふせぐことができません。予防のためには定期検診を受けることが必要です。
「もう少し早く来ていただければ歯を抜かずに済んだかもしれない」というケースは珍しくありません。歯を失ってしまってもインプラントや入れ歯などでカバーすることはできますが、機能性や快適さはご自身の歯にかないません。
定期検診を受けている方とそうでない方のお口の中を比べると、前者の方がむし歯の再発率が低く、歯周病の進行が遅い傾向にあります。適切なブラッシングなどのホームケアに加えて、歯科医院でプロによるケアを受けることは、10年後、20年後も健康なお口を保つことにつながります。
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